舞茸に賞味期限ってあるの?もう食べ頃を見逃さない!

maiko 野菜・保存、賞味期限

秋は、きのこの美味しい季節ですよね。きのこは、冬のお鍋にも人気の具。
低カロリーで、ヘルシーなのも魅力の一つです。

 

 

きのこの中でも、ユニークな形状の舞茸は、食べる部分も大きくて、
お好みの方も多いのではないでしょうか?

 

 

舞茸は、その歯ごたえが特徴的で、その食感を失わずに短時間で調理し、
楽しめる天ぷらなどのメニューに向いています。

 

舞茸には明確な賞味期限はありません。

 

舞茸は、菌類に属する生鮮食品ですから、収穫後は、
その保存環境により劣化が始まります。

 

それでも、保存の方法に気配りするだけで、
少しでも新しく生き生きとした舞茸を保ち、
美味しく食べられる期間を延ばすことができます。

 

 

舞茸の旬は、原木で培養した天然物は秋頃ですが、
今や舞茸は人工栽培のものがほとんどでで、四季を問わず入手できます。

 

舞茸の食べ頃を逃さない、上手な保存方法と工夫を見ていきましょう。

 

舞茸は冷蔵・冷凍・乾燥保存が可能?!美味しく食べきる保存方法

 

 

舞茸は、購入後は冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

 

水分を取り除いた舞茸を、キッチンペーパーで包んでから、ラップでくるんだり、
ビニール袋や密閉バックに入れて、余分な湿気から舞茸を守ります。

 

 

冷蔵庫で保存した舞茸なら、大体4~5日程度は日持ちします。が、
新鮮なほど高い栄養価が保たれていますから、早めに消費するのが良さそうです。

 

一度に使い切れない場合は、小分けにしての冷凍保存がおすすめです。

 

舞茸の根本部分は、株元と呼ばれ、出荷の際に既にきれいにカットされていますから、
更に根本部分を切り落とす必要はありません。

 

食べやすい大きさにカットして、フリーザーバックで保存すると、
約1か月は保存がききます。

 

冷凍した舞茸は、解凍せずに、そのまま調理して利用します。

 

さらに長持ちさせるには、舞茸を乾燥させる方法です。自宅で舞茸の乾燥って、
ちょっとハードルが高いですが、特別なスキルは要りませんよ。

 

舞茸を小分けにして、ざるに並べ、2~3日天日干しして、
カラカラになるまで乾燥させて完成です。

 

湿気を遮断する密閉容器に入れておけば、数か月は鮮度を保てます。

 

乾燥舞茸は、料理方法に合わせて、じっくり1時間以上かけて、冷水で戻します。

 

舞茸は乾燥させると、旨味が凝縮されるので、戻し汁を利用すると、
汁物や煮物に深い味わいを与えます。

 

舞茸は、保存方法を使い分ければ、新鮮なまま長く保存ができ、
利用したい時に必要な分量だけ調理ができるので、とても便利ですね。

 

 

舞茸は洗ってから食べる?!永遠の謎がついに判明。

 

 

今夜は、舞茸の炊き込みご飯がメニュー。

 

下ごしらえを始めて、迷うのが舞茸を洗う必要があるかどうかです。

 

見た目は綺麗そうだし、そのままで大丈夫なんじゃないの?とズボラなあなた。
実はそんなあなたが、正解です!

 

舞茸は、洗う必要はありません。

 

私は、深く考えずに、舞茸も他の野菜と同じ扱いで、
流水で洗って料理に使ってたんですがね
(今まで間違ってたなんて、がっかり・・)

 

舞茸を洗わなくて良い理由の一つは、そのクリーンな栽培方法にあります。

 

 

スーパーで手に入る舞茸のほとんどは、工場内に舞茸が育つ自然環境を再現した、
人口の栽培方法で育てられます。

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高温殺菌により雑菌を取り払い、クリーンな環境の中で、舞茸菌を培養させ、
収穫しています。

 

 

舞茸は、殺菌済みのオガ粉や水を混ぜた培地で育ちます。
もし汚れが付いていたとしても、土や雑菌の可能性はとても低いです。

 

 

また、もう一つの理由は、洗うと舞茸の持つ風味や香、食感が失われるからです。

 

どうしても気になる場合は、水で洗わずに、手でまれについている汚れを払ったり、
キッチンペーパーで軽く拭く程度にとどめましょう。

 

 

ちなみに、その他のきのこは、その種類により、
水で洗わない方が美味しく食べられるものと、
逆に洗った方が良いものに分かれます。

 

水洗いをする場合も、流水にサッと通すだけで大丈夫です。

 

 

舞茸は腐るとこうなる‼舞茸の鮮度の見極め方。

 

 

舞茸は、生では食べられません。ほんの微量ですが、
舞茸は、有毒成分であるシアンを含み、
加熱調理しないと中毒を起こす場合があるからです。

 

舞茸が傷んでしまうと、水分が多くなり、ぬめりがでます。

色も全体的に黒ずみ、発酵したような異臭が漂います。

こうなると、背に腹は変えられません。食べずに廃棄しましょう。

 

 

もし、舞茸に青カビや赤カビを発見したら、それも悲しいかな処分のサインです。

 

 

カビが生えてしまうと、目に見えない部分へも菌糸が入り込んでいる可能性が高く、
カビの部分だけを取り除いても、完全に毒性を取り除けないのが理由です。

 

舞茸の劣化の見分け方は、菌類だけに、素人目には判断が難しい所ですが、
次のような明確な場合もあります。

 

 

冷蔵庫に入れていた舞茸が、ある日突然、ふんわりとした白いもやの様なものに
覆われているのを発見することがあります。

 

カビが生えて、腐らせてしまったと、舞茸を捨ててしまってはダメですよ。

 

ふわふわした物体の正体は、気中菌糸と言うきのこを作る菌糸(きんし)
が発達したもので、立派に舞茸の一部なので、問題なく食べられます。

 

ちょっと見た目もアレだし、気持ち的に避けたいと言う場合は、
キッチンペーパーで優しく落として下さい。

 

 

鮮度の良い舞茸は、茶色のカサの部分が良く乾いていて、ハリがあります。

身が硬く締まり、ぽろぽろと崩れ落ちることもありません。

また、柄(茎)の部分も、くすみのない綺麗な白色をしています。

 

カサの裏(白い部分)の細かい網目ようなひだは、
舞茸が少しでも多くの胞子を拡散できるよう
成長の度合いにより、発達するものです。

 

網目が目立つものは、食べ応えが劣るので、早めにいただきましょう。

 

 

まとめ

 

 

舞茸は、低カロリーで、健康食としても人気です。

 

代謝を助けるビタミンBや血圧の上昇を抑えるカリウムなどが含まれ、
特に、舞茸Dフラクションと呼ばれる免疫力を高める有効成分には
注目が集まっています。

 

 

舞茸は、多くの方法で新鮮さを保つことができ、手軽に味わうことができます。

 

普通の野菜とは少々異なる菌類という性質上、舞茸には、興味深い特徴があり、
想像以上にデリケートな食べ物なので、
保存や調理の仕方にもちょっとした配慮が必要になるわけですね。

 

 

これからも、新鮮な舞茸をさらに活用して、
豊かな食卓の一品を楽しみましょう。

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