シャキシャキしたレタスは、みずみずしい美味しさが魅力ですよね。
レタスを買う時は、丸ごとひと玉がほとんどなので、
気になるのはいつまで新鮮さを保てるか、ではないでしょうか?
今日はレタスの賞味期限と新鮮なレタスの選び方から上手な保存方法と
しなびたレタスの復活術をご紹介します!
レタス賞味期限と新鮮なレタスの選び方
加工食品でない野菜のレタスには、賞味期限や消費期限の表示義務はありません。
でも、朝摘みレタスとして、深夜から早朝に農家が収穫したレタスが、
その日のお昼にはスーパーの店頭に並ぶこともあるくらい、鮮度が勝負の野菜です。
レタスは、日中の光合成で、水分を蒸発させます。
太陽の光のない夜間は、体内に水分を貯めるので、
朝に採れたレタスはみずみずしく、新鮮です。
レタスの成分の95%は、水分です。そのため、レタスは暑さや乾燥に弱く、
日持ちがしません。
レタスの消費は、早ければ早い方が良さそうです。
購入後は、冷蔵庫の野菜室に入れて保存すると、1週間程度は鮮度が保てます。
レタス一玉は、家族4人で食べても、サラダ等のサイドメニューとしての出番が多く、
食べきるのに1週間以上かかることも。
購入の際にも、できるだけフレッシュなレタスを選ぶのもポイントです。
鮮度を見分ける方法として、レタスの芯の切り口に注目してみて下さい。
芯の切り口が、うっすらと赤色に変色したレタスは、収穫から時間がたっているので、
芯の切り口が白くて、みずみずしいものを手に取りましょう。
また、大きさの割にふわりとして軽いレタスの方が、甘みがあります。
葉っぱも、ハリのあるものを選びます。
レタスは、一年を通して手に入る野菜の一つですが、主な収穫期は春と秋になります。
レタスの価格も、収穫量の多い春と秋がお手頃と言えます。
ビタミンCやカロチンといった栄養素を含み、ヘルシーで、
調理の手間なく生のまま食べられる手軽さが嬉しい野菜です。
せっかく買ったレタスをさらに長持ちさせる、保存の工夫やコツを、
さらに見ていきましょう。
レタスの冷凍はおすすめしません!レタスを長持ちさせる保存方法をご紹介!
レタスは、冷蔵庫で保存すれば、1週間程度は鮮度を保てますが、
さらにレタスを長持ちさせるコツはないのでしょうか?
まずは、葉っぱをちぎっての保存よりも、丸ごとの保存が長持ちです。
その理由は、レタスに含まれるポリフェノールという苦みや色素の成分にあります。
ポリフェノールは、空気に触れると酸化を引き起こします。
葉っぱを一枚ずつにはがしたり、手で小さくちぎっての保存は、
断面がより多く空気にふれることになり、レタスの色を赤っぽく変えてしまいます。
また、レタスの苦手とするものは、乾燥です。
乾燥を防ぐ方法は色々ありますが、ラップで包んだり、
ビニール袋で密封しての保存が基本です。
レタスの一番外側の大きな葉っぱを、取り分けておいて、
レタスを使う度に残りのレタスを包んでおくと、鮮度がキープできます。
同時に、レタスの芯の赤っぽい色に変色している部分を切り落とし、
湿らしたキッチンペーパーを当てたり、小麦粉をまぶしてから、
ビニール袋に入れて密封すると、レタスから水分が抜け出るのを防ぎ、
長持ちさせることができます。
冷蔵庫での保存以上に長持ちさせるのに、冷凍するのはどうでしょうか?
レタスは、水分が多く含まれる野菜のため、冷凍保存は積極的にはおすすめしません。
何故なら一度冷凍して、解凍すると、食感と触感が全く変わり、
レタスの特徴であるシャキシャキ感が失われ、そのまま食べるには向かないからです。
やむを得ず冷凍保存する場合は、洗った葉っぱの水分をキッチンペーパーで
しっかりと取った後、
手で小さくちぎり、ジップロックに入れて、できるだけ空気を抜いて冷凍します。
解凍したら、汁物に入れたり、炒め物にしたりして、
火を通したメニューに使いましょう。
残ったレタス、腐ってる?捨てるのは早い!しなびたレタスが元気回復?!
レタスには、賞味期限の表示義務はありませんが生鮮食品であるため、
やがては鮮度が劣り、腐敗してしまいます。
鮮度が劣ると、色が茶色に変色し、葉っぱに粘り気が出てきます。
嫌な匂いがしたり、水気が出てくる段階になると、
残念ながら廃棄処分にするしかありません。
一方で、色の変化もなく、元気がなくなった、しなびただけのレタスならば、
食べるのをあきらめる前に、次の方法をぜひ試してみて下さい。
レタスの葉を一枚ずつはがし、50℃前後のお湯に15秒程度、サッと通してみましょう。
すると、不思議なことに、くたびれたレタスの葉が急にシャッキシャキ!
に生まれ変わります。
これは、ヒートショック現象を利用する方法で、
レタスの葉の表面にある小さな穴(気孔)が高温に刺激されて開き、
水分を再吸収して、みずみずしさを取り戻すというしくみです。
料理用の温度計も持っていないし、50℃のお湯ってどうやって準備するの?
という心配は無用です。
意外と簡単に50℃のお湯が用意できます。
あらかじめペットボトル一本分など分量を量った水を沸騰させ、
ステンレス製や耐熱性のボールに注ぎ、同量のお水を混ぜれば、
50℃前後のお湯になります。
まるで、レタスのしゃぶしゃぶの要領でしょうか?素手ではちょっと熱いので、
菜箸やトングを使って、やけどには十分に気を付けて下さいね。
レタスのショック療法?!では、50℃という温度がとても重要です。
人肌の温度に近いぬるま湯では効果が出ないので注意しましょう。
まとめ
レタスには、決められた賞味期限はありませんが、冷蔵庫での保存が最適で、
1週間程度は、鮮度を保つことができます。
生鮮食品のため、みずみずしいレタスを選ぶことも大切ですが、
美味しく食べられるタイミングを見逃さないのも重要です。
レタスに含まれている成分や特徴を、しっかり理解して、上手く保存してあげると、
味わって食べられる期間がさらに延ばせます。
レタスが弱ってしまった時には、意外な方法で元気?をつけることも可能なんですね。
普段、何気なく食べているレタスも、ちょっとした工夫で、
見違えるように長持ちします。
美味しいレタスで、毎日の食卓に彩りを添えてみませんか?