あかねだすきとは?2021年の八十八夜は5月1日です

tyatumi その他

茶摘みの歌である「あかねだすき」って何なのか知ってますか?

 

 

「あかねだすき」とは茜という植物で染めた赤いタスキのことで、

 

茶摘みの作業をする女性たちが着物の袖が作業の邪魔にならないように

たすきがけする時に使っていました。

 

 

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ちなみに小難しい説明をすると、

 

茜とはアカネ科の蔓性(つるせい)の多年草。

根は染料や薬用として使用されています。

 

アカネ科の双子葉植物にはヤエムグラ・クチナシなども含まれます。

 

 

 

あかねだすきがなぜ使われていたの?

 

 

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茶摘みと言えばこの恰好ですよね。

 

でもなんで「あかねだすき」が使われているか知っていますか?

 

 

実は「茜」という植物は染料としてだけでなく、止血の薬の材料に使われていました。

 

「茜」で染めたタスキは、指先を怪我しやすい茶摘みの時には欠かせなかったとのこと。

 

 

応急処置として茜の成分が染み込ませてあるタスキで止血をしたのが

「あかねだすき」の始まりなんです。

 

 

近年は機械が導入されて効率化が進んでいるので、

茶摘み娘さんたちが、あかねたすきで応急処置をする光景は

あまり見られなくなりましたが、

 

こういう風景は心に刻んでおきたいものですよね。

 

 

そして「あかねだすき」が歌詞にでてくる「茶摘み」ですがその中で

八十八夜という言葉がでてきます。

 

 

八十八夜とはなんのことただ知っていますか?

 

 

八十八夜ってなに?2021年の八十八夜はいつ?

 

 

八十八夜っていうくらいだから何かの日から88日目のことかな?と思いますよね。

 

その何かの日は「立春」です。

 

 

まずその立春とは

二十四気の一つで暦の上で春が始まるです。

 

 

陽暦二月四日ごろで節分の翌日と言われています。

 

 

なので2021年の立春は2月3日になります。

 

 

立春から88日目の事を八十八夜といいます!

 

 

ちなみに2021年だと5月1日になります

 

 

この頃になると寒暖の差が落ち着き気候が安定してくるので

この時期を過ぎれば、霜がおりるほど冷え込むことはないとされていました。

 

 

自然の緑や農作物がどんどん成長し始めます。

 

しかし!昔のこよみは、月の満ち欠けに基づいた太陰暦だったので、

実際の季節とかなりずれることがよくありました。

 

 

とくに寒い地方では、こよみだけを信じて農作業の予定を立ててしまうと…

 

霜だー!!なんで!

 

なんてことがあったのです。ここから作物の成長に注意して!

という警告の意味で八十八夜を節目として設定したそうです。

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また、「夏も近づく八十八夜♪」とあるのは八十八夜から数日すると

立夏(5月6日前後)となり、暦の上では季節が夏へと移り変わっていきます。

 

 

だからもうすぐ夏だよ~って歌ってるんですね。

 

 

また、この八十八夜は季節の変わり目を表すだけでなく、

茶摘みとは深い関係があったのです!

 

 

八十八夜に摘んだお茶は縁起がいい?!

 

 

 

 

八十八夜に摘んだお茶を飲むと長生きするといわれています!なぜでしょう?

 

 

お茶の葉はさむーい冬の時期にゆっくりと養分を蓄え成長します。

 

それが春になってやっと芽を出すので、

いち早く摘まれた葉で作られた八十八夜のお茶はその後に摘まれる茶葉よりも

 

 

栄養価やうまみ成分が多く含まれている=八十八夜のお茶を飲むと長生きできる・病気にならない。

 

 

と言われているのです。

 

 

せっかく手に入れた新茶!美味しく飲む方法

 

 

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お茶の美味しいいれ方

 

 

せっかく手に入れたお茶。どうせなら美味しく頂きたいですよねー。

 

そこで美味しいお茶の入れ方をご紹介!

 

 

1、人数分の湯のみを準備してお湯を7~8分目ほど入れたら、お湯を冷ます

 

 

2、急須にお茶の葉を入れます。(お茶の葉の量は、1人分が約2gほどです。)

 

 

3、湯のみについでおいたお湯をゆっくりと急須に注いで、約1分ほど待ちます。

 

 

4、湯のみにいれていきます。

この時つぎ始めは薄くて、後になるほど濃くなっていくので、

お茶の濃さが平均になるように注ぎまわしましょう。

 

最後の一滴まで絞りきってください。

 

 

美味しくする為のポイント

 

 

・お湯は一度沸騰させましょう!

 

 

・美味しい水を使いましょう!

浄水器を通した水や、水道水だったら5分以上沸騰させると嫌な臭いがなくなります。

 

 

・直接熱いお湯を急須にいれずに湯呑みなどにお湯を入れて、

冷ましてから急須に入れましょう。

 

 

なぜ一度冷ますの?

 

お湯の温度を下げることで、渋みと言われる苦く感じる成分が、

お湯の中に溶けだすのを抑える事が出来るからです。

 

このひと手間で甘いまろやかなお茶になってくれます!

 

 

・お茶の葉はけちらず多めに入れて、最後の一滴まで注ぎましょう。

 

そうすることで2煎、3煎までいい香りが残ります。

 

 

 

まとめ

 

 

いかがでしたか?

 

縁起のいい八十八夜のお茶を美味しく飲んで病気に負けずに長生きしましょう!

 

ありがとうございました。

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