スーパーでよく安売りしている大根。
特に寒くなってくると、大根を煮物やおでんにして食べたくなりますね！
でも大根って、安いからと1本丸ごと買っても、
使いきれず気づけばダメになってしまうことってありませんか？
正直、私はしょっちゅうやってしまいます…。気づいたらしなしなに…
鍋や煮物、浅漬けやお味噌汁など、大根は使い道がたくさんあるので
よく買う野菜ですが、だからこそムダなく使い切りたい！
大根は目的をもって冷凍すべし！
野菜を長期保存するには、やっぱり冷蔵より冷凍したいですね。
大根も冷凍保存できる野菜なのに、実際に冷凍した大根を食べた人から
「まずかった。おいしくなかった」
という声を聞きました。
まず、冷凍した大根を生のまま食べるのはオススメできません。
生のまま冷凍すると、水分が抜けて食感や風味が変わります。
苦みや辛さが強くなって、まずく感じるのです。
その代わり、煮物やおでんには冷凍した大根が最適！
水分が抜けたぶん、味がしみ込みやすくなっているのです。
大根を冷凍するときには、「とりあえず冷凍」はおすすめできません。
あらかじめ使う料理を決めておいて、使いやすい形にカットしておきましょう。
お味噌汁にはいちょう切りや短冊切りに。
煮物やおでんにするなら輪切りにカットします。
大根を冷凍すると皮がむきにくくなるので、
冷凍する前に皮もむいておいてくださいね。
皮はちょっと厚めにむいておくと、もっとおいしく食べられます。
冷凍すると大根の繊維が壊れるので、短時間の煮込みで味がしみるようになります。
冷凍大根は時短料理にもうってつけですね！
それから水気をしっかり切って、小分けにしてラップにくるんでください。
さらにチャック付きポリ袋に入れておくと、より長持ちしますよ。
きちんと下処理をして冷凍した大根は、3週間くらいは持ちます。
また、大根おろしにしてから冷凍するのもおすすめ！
大根おろしは、冷凍しても風味や食感がほとんど変わりません。
いつものように大根をおろしたら、ざるに入れて
水がしたたり落ちなくなるまで待ちます。
手で絞ったりすると水分が抜けすぎて、おいしくなくなるので
やらないように注意してください！
そのあとはタッパーやチャック付きポリ袋に入れて冷凍しましょう。
製氷皿に入れて凍らせて、キューブにしてからタッパーなどに入れてもいいですよ。
焼き魚にちょっと添えたい時などに便利です。
使うときは、冷凍庫から出して自然解凍してくださいね。
大根を冷凍したらぶよぶよに！？食べても大丈夫？
冷凍した大根をいざ使おうと思って取り出したら
ふわふわ、ぶよぶよになっていることがあります。
買った時は固い大根。
柔らかくなっていると「もう悪くなっちゃった？」と心配になりますよね。
でも大丈夫です！
ぶよぶよになった大根は、しっかり火を通して煮物やおでんに使ってみてください。
味がよくしみて、柔らかくておいしく食べられます。
でも、もし色が変わっていたり、変なにおいがしたら使わないでくださいね！
ちなみに、私は煮物に調理した大根を冷凍保存してみたことがあるのですが、
レンジで再加熱したら変わらずおいしい煮物が食べられました。
大根を冷凍したら青く変色した…。どんな状態？
大根を冷凍すると、ぶよぶよになる他に変色することがあります。
具体的には、大根の中の部分が青くなります。
たまに見られるこの青く変色した大根、
一見するとカビや病気のようでびっくりしてしまいます。
青くなった大根は、食べても大丈夫なのでしょうか？
大根の中の部分が青くなることを「青あざ症」といいます。
大根は冬が旬で、寒さに強い野菜です。
その代わり、暖かさは大の苦手。
収穫の時に気温が暖かいと、青あざ症になりやすいのです。
また、大根は乾燥や湿度にもとても弱いです。
買った後の保管の方法が良くないと、青あざ症になることがあります。
冷蔵庫で保管する時も、ラップや新聞紙でくるんでおきましょう。
冷凍の時も同じです。水分を切り、ラップでしっかりくるんで保管してください。
青色の正体は「アントシアニン」。
ブルーベリーに含まれていることで有名な成分です。
なので、カビや病気ではありません！安心して食べられますよ。
ですが、青あざ症になった大根は、苦みが強くなり、
筋っぽさも目立つようになっています。
調理の方法は、大根おろしや煮物がおすすめですよ。
煮物にするときは、米のとぎ汁で下茹でをすると苦みがやわらぎます。
ぜひ試してみてください。
ただし、すっぱいようなにおいがするときは腐っています！
また、青あざ症の大根を切ってみて、
先のほうまで変色していたら他の病気の可能性があります。
食べないようにしてくださいね。
まとめ
一度に大量に使うのは難しくても、いろんな料理に少しずつ活用できる大根。
冷凍保存の方法が分かれば、まるまる1本買った大根を
無駄なく使い切ることができます。
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いつでもおいしく大根を食べるために、簡単な下処理をしっかり行って、
正しく保存してくださいね。
