スーパーでいつでも手に入る「りんご」。
値段はお手頃、栄養も豊富で、手軽に食べられるフルーツです。
我が家は毎年冬になると、田舎の両親から大量のりんごをもらえます。
とってもありがたいのですが、いつも最後のあたりで腐らせてしまい、
もったいないことになっているのが悩みなんですよね…。
しかし!今年は保存方法を見直し、そのおかげで最後の一個まで新鮮な状態のまま
食べきることができました!
簡単なひと手間で、大幅に保存期間をのばすことができますよ。
ぜひ参考になさってみてくださいね。
りんごの保存期間は?保存の注意点もご紹介!
私が今までやっていたりんごの保存の仕方は…
「りんごを10個くらいずつ適当にビニール袋に入れて、冷蔵庫に入れておく」でした。
でもこれだと、だいたい2週間くらいでりんごがしなしなになってくるんですよね…。
そこで調べたところ、りんごは夏場以外は常温で保存ができるフルーツなのだと
判明しました。
冷えすぎに弱いフルーツなので、冷蔵庫で保存する場合には注意が必要です。
上手に保存ができれば、常温で1か月、冷蔵庫でも2か月くらいは持つようになりますよ。
りんごを保存するときに注意しなければいけないのは、
「むき出しのまま置いておいてはいけない」という点。
りんごは、熟成を促進する「エチレンガス」という成分をたくさん放出します。
むき出しのまま置いておくと、このエチレンガスの影響で近くにある
他のりんごや野菜などの熟成もすすんでしまい、早く傷んでしまうのです。
なので、常温でも冷蔵庫でも、
一つずつキッチンペーパーに包んでおくようにしましょう!
リンゴの保存は常温?冷蔵庫?それぞれの保存方法のコツを公開!
では、冷蔵庫と常温、それぞれの保存の方法を詳しくご紹介します!
りんごを冷蔵庫で保存する方法
冷蔵庫ではできれば野菜室に入れるのがベストですが、
野菜室が狭い場合は普通の冷蔵スペースでも大丈夫。
- りんごを一つずつキッチンペーパーに包みます。冷蔵庫で保管する場合にはラップで包んでも、同じような効果があります。
空気が入らないようにぴったり包むようにしましょう。 - 包んだら、必ずビニール袋に入れましょう!
エチレンガスが出るのを防ぎ、冷え過ぎも防止できますよ。
冷えないようにするために、袋を二重にするのもおすすめです。
枝がついているほうを上にしてビニール袋に入れたら、口を縛ります。
このとき、できるだけ空気を抜いて縛っておくとより長持ちします!
大きなチャック付きポリ袋があったら、それを使ってもいいかもしれませんね。
もっと長持ちさせたい場合は、りんごを入れる前に袋の中に新聞紙か
キッチンペーパーを敷いてみてください。
袋の中で発生した水滴を吸い取ってくれます。
りんご常温で保存する方法
温度の変化が激しい場所や、日当たりの良い場所はやめましょう。
風通しの良い、できるだけ暗くて涼しい場所を選んでください。
- りんごを一つずつキッチンペーパーか新聞紙で包んだら、入れ物を用意します。風通しの良さが大事なので、カゴか段ボール箱がいいですね。
カゴでも段ボールでも、底に新聞紙を敷くのをお忘れなく!
たまった湿気を吸い取ってくれます。 - 枝がついているほうを上にして、できるだけ重ならないようにりんごを入れます。
段ボールのふたは閉めてはいけませんよ!風通しが悪くなってしまいます。
どうしてもホコリなどが気になる場合は、新聞紙をそっとかぶせておきましょう。
りんごについている枝が邪魔…。でも取っちゃダメ!!
ラップやキッチンペーパーでりんごを包んでいると、
上についている枝が気になりませんか?
私はラップでりんごを包んでいるとき、この枝に引っかけて
ラップが破れてしまったことがあります…。
切るときも邪魔だし、保存する前に取っておきたくなりました。
でも、この枝は絶対に取ってはダメなんです!
この枝の部分は「果軸」といいます。
果軸は、取ってしまうとその部分から水分が抜けやすくなってしまいます。
つまり傷むのが早くなってしまうというわけですね。
切る直前までついたままにしておきましょう。
ちなみに、この果軸の部分に湿らせたキッチンペーパーを巻いて、
上に書いた方法でりんごを包んでから冷蔵庫で保管すると、
なんと半年近くも持つようになるのだとか!
かなり手間がかかりますが、試してみる価値はありますね!
身近なフルーツのりんご。長持ちさせてたくさん食べたい!
ヨーロッパには「1日1個のりんごは医師を遠ざける」ということわざがあります。
りんごは健康に良い食べ物だという民衆の知恵をあらわした言葉で、
昔からりんごが身近なフルーツだったことが分かりますね。
りんごには「便秘解消」「高血圧予防」「血糖値の改善」「虫歯予防」など、
さまざまな効果が期待できると言われています。
美容や疲労回復にも効果があるそうで、特に女性に嬉しいフルーツと言えますね。
長持ちさせる保存方法が分かれば、
もっと手軽にりんごを手に取れるようになると思います。
簡単な方法なので、ぜひお試しあれ!